« 2009年10月 | メイン | 2009年12月 »

2009年11月 アーカイブ

2009年11月02日

「金融大狂乱 リーマン・ブラザーズはなぜ暴走したのか」を読んだ

金融大狂乱 リーマン・ブラザーズはなぜ暴走したのか
金融大狂乱 リーマン・ブラザーズはなぜ暴走したのか峯村利哉

徳間書店 2009-09-17
売り上げランキング : 19858

おすすめ平均 star
star“ロバに率いられるライオンたち”の戦い
starリーマンの内幕

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

10月頭には入手していたのだが、ようやくこの本を読み終えた。
何だかんだで10月はテストとかもありであまりのんびりする時間も少なかったので後回しにしてしまっていたが非常に面白かった。
英語版はA Colossal Failure of Common Sense: The Inside Story of the Collapse of Lehman Brothers というタイトルか?

なぜリーマンショックが起こったか良くわかる。サブプライムローンがなぜここまで問題を大きくしたかという事も明確にわかるのでお勧め。
そしてこの本の内容が本当だとすると当時のリーマン・ブラザーズの会長と社長の犯した過ちは大きいなと思う。本当はどうなのかというのも知りたい。
しかし、サブプライムローンが破綻するという事が大分前から予想されていたというのもなかなかびっくりする事だ。それでも会社のトップが危機感を持たずに対処を遅らせる事でここまで大きな経済危機を招いたというお話。
本文中にはサブプライムローンをせっせと貧困層に売るバブリーな営業マンをボディビルダーと呼んでいるのは面白い。売っている商品の本質も何もわからず売ってしまう営業、という皮肉なのだろうけど所詮売れる営業こそ実は商品の実態をわかってないという事なのだろう。実際にその金融商品の矛盾に気づくのであれば売らないだろうし。。

ちなみにこの全ての元凶といわれているリーマン元CEOのファルド氏の今についても意外とネット上を見てみると噂が飛び交う。LINK
特に引きこもったりはしてないみたいだ。

日本法人の人はどれ位、こういう危機感が本社から伝わってきたのだろうか。意外とわからないものなのかな。
そんな感じでオススメの一冊。

2009年11月05日

週末の話

何かここの所ブログを書く頻度が著しく落ちている。
学校の予習もそれなりに毎日ハードな感じだからだろうか。
帰ってから割と早い時間に取り掛かって終わるのが夜遅くという感じの日が続く。

財務の授業に関して言うと、やはり事前の準備は大事で、特にケースにかかれた企業の企業価値を算出する(財務諸表を元にフリーキャッシュフローからDCFで企業の現在価値を求める)のに時間がかかる。具体的な数字を当てこみ、その計算の根拠を考えてから最終的な回答を出すという感じ。
ちなみにここのところ、毎回ドンピシャな数字が出てなかったりする。

ちなみに、企業価値なんかは実務で言うと、企業買収の際やM&Aで相手企業や身売りする自社の価値を知りたい時に計算する必要がある。そういう意味で言うとなかなか仕事で使う機会は無いのだが、日常で株の売買をする際にもこの知識や計算周りのTipsは使えたりするのだ。
どのように使うかというと、企業価値を求めてそれに対して株価が割安であると(ざっくりいうと株価×株式数が計算した企業価値を下回ると)その企業の株はお買い得であるという判断になる。
そんな根拠に基づいて今まで闇雲に企業のIRだけを頼りに売買していた株もちょっとした根拠を元にポートフォリオを組むところ位までは、今毎日の授業で出来てしまうわけだ。
※勿論、金融機関に勤めている人に決して及ぶレベルではなく、あくまで触り程度に使えるor理解できるというレベル感で。

この秋の頭にコンサルに勤めている某友人と話した時に、材料さえ揃えばDCFによる企業価値の算出はどこがやっても同じだと言われて、そういうものなのかと思っていたが、実はそうでもなくその計算をする人(ファンドや投資家)によってどのような数字(例えば、成長率や株のリスクを示すβなど)を用いるかによってかなり変わってくるという事もわかった。

とまあそういう今まで知らなかったことを知ると大分、会社の財務諸表を眺める時に感じる事も変わってくると思った。例えば、前職であてはめてみても、仮にこの知識を予め知っていたとして、毎月の数字からその事業部や子会社の企業価値換算した時の値も出せたりすると違う角度で物事が見れたのだと思う。

***

とまあ、あまり書くつもりでもなかった財務について長文を書いてしまった。
本当はここからが本題で、タイトルの通り先週末は逗子に住んでる人でKBS飲みを逗子の居酒屋でやった。
僕の学年にはいないのだが、一つ上には逗子在住の方が二人いるので、今回実現した。
あまりいないと思うのでかなり貴重だと思う。色々と上の学年の話や2年生の事やゼミ選びの事などアドバイスを貰った。
話をしていて思うのは、やはり学年によってカラーが違うみたいで、それぞれ個性があって面白いなと思う。

またこういう飲み会は継続していきたいと思う。
他にも書くことはあるのだが、追々書いていく。かなり時差が空いての日記になってしまうな。

2009年11月09日

mixiアプリって使ってる人多いのね

久しぶりのブログ。
最近、何だかんだでやる事が多くて全然更新できなかったりする。
先週は、元会社の同期のお友達とお昼ご飯食べたり、新しい学校のグループの飲み会があったりとそれなりにイベントがあった。

さて、関係ないのだが、mixiアプリを使ってる人が多いなと思う。
特にmixiにログインしてから最新アプリ情報を見ると誰がどのアプリを使っているのかがわかってたりする。

mixiapp.jpg

ちなみにこれは今日のお昼頃の僕のmixiの最新アプリ情報。
高校の同級生のI澤君が「英単語漬け」というアプリをずっとやっている事がわかる。
この時点で30分は継続してプレイしている訳だが、みんなこんな感じ。ちなみにI澤君はこの後も暫くプレイを続けていた模様。(日曜のお昼にmixiアプリですか、、、、という突っ込みは置いておいて。)

割とミニゲーム的なものが多いので、mixiにちょっとログインした時に遊んでしまうのだろうな。
後多分だけど、mixiアプリがあることで、今まで以上にmixiにログインする人も増えてるのだと思う。結果としてPVが増えたりに繋がるのかな。(mixiアプリ利用時のPVもmixiPVとしてカウントされてるんだよね?)
また、mixiアプリの提供側も利用者が多ければ多いほど、マネタイズできる(確か1PVあたり0.01円とかそんなかんじか?)ので面白いゲームも揃っているのだろう。

といいつつもなかなかハマるmixiアプリに出会ってないので、少し開拓をしたいものだ。
何だかんだで出来てないんだよなー。そもそもiPhoneでmixiを見る習慣というのも大きいかもな。PCじゃないとやる気にならない。

とまあどうでもいいブログになってしまった。
今週も水曜日くらいになると大分余裕が出てくるので、書きたいと思う事を書いてみることにする。
もう今年もあとわずかだねー。忘年会の話題が出る事で年末を認識しだす。

2009年11月11日

まだまだ一段落できず

11月は意外と大学院の授業やら何やらでやる事が多い。
今日も課題と授業の発表。
引き続き財務の授業もありで、予習に時間がかかるなど、逆にやる事が多くて一日が早くてあっという間に11月が過ぎていく感じ。
1年の2学期が終わるともうここまで詰め込みな日々もなくなってしまうので、今のうちに色々がんばる必要があるらしい。

ちょっと今週は週の頭から寝不足だなぁ。常にウトウトしてるかんじ。
色々学校の勉強以外もやらないといけないことが溜まり始めてるので明後日以降時間をとっていこうと思う。
ゴルフとかも全然週末いけてないなー。まあそんなもんか。

2009年11月12日

映画:沈まぬ太陽を見て映画の内容以外での感想(見てから大分時間経ちましたが)


http://shizumanu-taiyo.jp/

先々週の事になるが、映画の沈まぬ太陽を見た。
原作は読んだ事ないのだが、読んだ事なくても普通に見て面白い。
ただし、時間が3時間半と異常に長く途中に休憩も入る。
個人的にはちょっと長いなという印象。そこまで長い必要あるのかなという感じ。

こう最近JALの経営状況の悪化と合わせてこの映画の公開というのも絶妙だと思う。
映画の中にも“ナショナルフラッグシップ”という言葉が多く使われ、当時のJALの内情が良くわかるドロドロした社内が描かれている訳だが、その体質が今でも少しでも残ってるなら再建に向けての政府保証やつなぎ融資はいらないような気もする。
まあとはいいつつも、今の財政悪化と当時の社内の会社の体質は実質殆ど関係ないのだろうな。
単純に今の財政悪化は不採算路線の維持などのある意味採算度外視なサービスによるものが大きいような気がする。流石、元国営、、、極端に言うとラストワンマイルまで責任持ちます的な姿勢は実はこの手の公共交通サービスには大事だったりする。

映画に話を戻すと、この映画のもう一つの背景としてJAL123便の事故についてもはずせない。
この事故についての描写は映画の中ではそこまで大きくなかったが、歴史的にも実は大事件だったのがWikiPediaなどで見てもわかる。
大分前に、当時のコックピットのボイスレコーダーに残った声と、飛行地図のFLASHを見た事があるが、なかなか凄い。飛行機トラブルから運転制御し苦労している当時の機長たちの会話が全て聞ける。最後まで墜落しないようにがんばって最後は群馬県の御巣鷹山で墜落してしまった。

飛行機の墜落はかなり過酷なものらしく、生存者絶望なもので交通事故より少ないと言えど当時の状況を知ると飛行機に乗りたくなくなるくらい大変なようだ。
(割とWikiPediaでJAL123便の事故についての記述がかなり充実しているのでそこを見ると大体わかる。)

まあ時間があるとき、小説も読んでみたいな。

沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上) (新潮文庫)
沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上) (新潮文庫)
おすすめ平均
stars物語としては面白いが、手法に疑問
stars2巻途中で挫折
stars映画が先か、本が先か、どちらでもだいじょうぶ
starsなんだかなぁ、
starsどこがいいのかわからない。

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

ちなみにJAL123便の本はかなり沢山出ている。映画を見てから読んでみたが、かなり怖い。。。

墜落の夏―日航123便事故全記録 (新潮文庫)
墜落の夏―日航123便事故全記録 (新潮文庫)
おすすめ平均
starsジャーナリストの執念
stars素晴らしいノンフィクション。
stars「とりあえず」な人には、この本が間違いないです
starsノンフィクション
starsあの事故を知らない人に

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

概要などを知るには十分すぎる内容。
割と直に読める。これ以外にもかなり色々出ているのだが、大枠はこの本が細かく書かれていると思う。

ということで、時間がある時に映画や本は一度は読んでもいいかも。そんな紹介でした。

2009年11月15日

ストックオプションに関する考察

この秋学期の間、学校の授業や家で財務の基本的な勉強を継続的に行っている事もあり、各社のIRを興味本位で見る事が多い。(殆どネット系企業)

そういう意味でも、おや?と思ったり、なるほどー!と思ったりで日々面白かったりする。
丁度この前の金曜日もサイバーエージェントからストックオプションに関するプレスリリースが出ていた。

ストックオプション(新株予約権)の付与に関するお知らせ

要約すると役員に対して役員報酬以外にストックオプションを付与するというもの。
つまり、業績が良くなればその後そのストックオプションを行使する事がインセンティブとして働く。ある意味、経営者にも業績に応じた報酬を、という意味で上場企業では比較的に行われている事だ。
特に海外の会社は給料+ストックオプションが多い。(破綻したリーマン・ブラザーズも社員への報酬は給与+ストックオプションだったようで、当時の社員の多くは破綻時に財産の多くを失っている。そもそもストックオプション自体通常行使時にその会社にいないと無効なので、会社がなくなっては意味がないのだが。。)

個人的には上場会社においてこのストックオプションの割当のタイミングは非常に大事だと思っている。
なぜなら、株価の上昇は会社の業績以上に株式市場全体の良し悪しで決まってしまう部分がある。つまりマクロ経済上の経済が縮小していて増収増益であったとしても高い株価は付かない。
そうなると、景気が悪い時にストックオプションを付与すると、必然的に景気が良くなる事で株価が上がり、権利行使時に相対的に株価も行使価格より高い可能性が高い。

また、今回はこの発表と同時に9月期の業績発表があったのだが、併せて増配のプレスリリースも出た。700円から1000円の増配。
これは簡単に書くと、当期純利益の30%という基準で照らし合わせての妥当な増配のようで、つまりは内部留保するよりその分株主に還元をというものである。

話をストックオプションに戻すが、仮に増配をする場合としない場合では、配当落ち後の株価は異なる。
ざっくりと書くと、ほぼP0(現在の株価)=DIV1(配当)+P1(配当後の株価)である為、理論上は市場の動きや業績の動きが無い場合配当落ち日の後は株価は-1000円程度下落する。ストックオプションの付与のタイミングがどういう時期になるのかというのも気になるところだ。(ちなみにこれは増配云々は厳密には関係なく、どういうタイミングで割当日になるかという所がポイント。割当日について詳しく見てみようかと思ったらIRサイトのPDFがなぜかリンクエラーで見れなかった。。)

とはいいつつも一方で、マザーズ株でかなり上下の激しい市場でもあるので、上記の通り株式市場の動きとの連動はかなり小さいといえるし、配当によるその日の理論値1000円(株価約1%)の株価下落もそこまで大きいものではない。どちらかというと、大きな発表や新サービスのリリースなどの方が株価決定の要因に大きく働くと思われる為、ある意味ベンチャーだからこそ出来る施策なのかもという気もしている。

ちなみに話を変えるが、グリーも金曜日に株式売り出しの発表をした。LINK

これは何を意味するのかはわからないけど、今の株価(現在、市場が評価しているグリーの企業価値)が高いからという経営陣の判断なのか。
まあグリーなんかだとこの株価は何となく妥当性のあるような気もするけど、実際計算してみると企業価値と株価に乖離があるのだろうか。

そんな疑問もあったりする。


なんか色々つまらない内容をグダグダと書いてしまった。
また話は変わるが最近読んだ本でこれはよかった。

21世紀の国富論
21世紀の国富論
おすすめ平均
stars未来への提言のアイデア満載
stars数少ない日本のビジョナリー
stars技術と経営を知る数少ない経営者の一人でしょう。
starsビジョンへの投資
starsアメリカ型資本主義を批判しつつ,かぎられた「国富」にとらわれている (?!)

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

先日、牧さんとメッセンジャーでデフタパートナーズの話題になった時に出てきた本で、早速読んでみた。内容もわかりやすくてよい。比較的、学校で習った事の話題の復習的にも違う角度から見る意味でもよかった。
ちなみにこの本では上記話題の公開企業のストックオプションについてはネガティブな意見が書かれていた。その矢先に見たプレスリリースだったのでかなりインスパイアされたが、個人的には公開企業にも色々あるので良し悪しがあると思う。
まあ一般論で言うと、エンロンやワールドコムの事件は経営陣による粉飾(虚偽の業績アップ)で、その原因は経営者の自らによるインセンティブに対する過ちから来るものなので否定的なのだろう。

そんな感じでちょっと時間があったのでブログにまとめてみた。
こういうのは文章にするとなかなか自分で考えている事がすっきりしてよい。正しいかどうかは別にして。
あくまでここに書いた事は第三者的な私見なのでご了承くださいませ。

2009年11月16日

PCのHDD交換

家では複数代のPCを平行して使っているわけだが、そのうちの一台であるVAIOのデスクトップが壊れた。
普段メインで使っているのはDELLのOPTIPLEXという省スペースな割と事務作業向きな、だけどスペックは高いのだが、このVAIOもサブで色々な用途に使っている。
テレビもこのVAIOのチューナー使ってみる。
なぜか異音がしていたので分解したところ原因はHDD。凄まじく異音がするのに普通に使えてる。。どういうことだろうか。

ということで、新しいHDDに交換しOSの再インストールなどをしその後壊れたHDDからデータの吸出し。
リカバリディスクも奇跡的に作ってあった。。無ければ再インストールも無理だったな。。※ちなみにHDDの異音を調べる際にIDEケーブルをはずしたりしたら、なぜかHDDブートが出来なくなり、その古いHDDではウィンドウズが立ち上がらなくなるという落ちもあり。。

最近、ファイルサーバも壊れたし、VAIOも壊れたしで困っている。
とりあえずファイルサーバはこちらの4台HDDが収まるケースで代用。

センチュリー ドライブドア テラBOXIII (ブラック) EX35PS4B
センチュリー ドライブドア テラBOXIII (ブラック) EX35PS4B
おすすめ平均
starsSATA/UATA両用可能は2台単位
stars騒音レベルが・・・

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

そして、今回古いHDDからのデータの吸出しはこちらを使用。ハードディスクケース買うより安い!

センチュリー 裸族の頭IDE CRAIU2
センチュリー 裸族の頭IDE CRAIU2
おすすめ平均
stars小さい巨人だ
starsHDDとの相性に問題有り
starsACアダプタしか使えない
stars意外としっかりした作りです。

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

SATAもIDEも両方対応しているものもあるようなので、そちらを買っておけばよかったと今頃後悔。。。。

どこかのタイミングでRAID1対応のNASが欲しい。
※RAID1とはバックアップ機能の事を指す。バックアップとして2台に同時にデータを書き込む事で1TB欲しければ2TB分、二台のHDDを必要とするため高価。
※NASとはネットワークストレージのことで、ネットワークごしにハードディスクに接続して使用することが出来る。

調べた感じだとBuffaloのLinkstationがよさそう。時代も進んだ。かなり安くなってるし。

BUFFALO 40Mb/s DTCP-IP対応 NAS Link Station 2.0TB LS-WX2.0TL/R1BUFFALO 40Mb/s DTCP-IP対応 NAS Link Station 2.0TB LS-WX2.0TL/R1

バッファロー 2009-11-10
売り上げランキング : 1069

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

もしくは、ホリエモンがブログで宣伝していたPLANEXのServersmanもよさそう。

PLANEX 外出先からNASのデータに簡単アクセス! ServersManギガビットLANホームサーバ 2Bay 2TB MZK-NAS02SGSPLANEX 外出先からNASのデータに簡単アクセス! ServersManギガビットLANホームサーバ 2Bay 2TB MZK-NAS02SGS

プラネックス 2009-11-06
売り上げランキング : 16096

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

ちなみにこれってフリービットが作ったみたい。SFC生要チェックですかね。
そろそろ寝よう。しかし今もまだデータの移行中で今夜中かかりそうだが、このHDDの異音の中寝れるのかな。。心配。

2009年11月17日

民主党の仕分けとか科研費とかの話

最近、面白い話題をブログに書いてない。
一昨日は株の話だし、昨日はハードディスクの話で、今日は事業仕分け。。
最近遊んでないという事でしょうか。笑

ということで、懲りずにつまらない話題をツラツラ書いてみる。

最近、民主党の事業仕分けの件で世間ではにぎわっていると思う。事業仕分けについてはネット上に結構出ているのでそちらを参照してもらいたし。ちなみに調べるとこのPDFが妙に引っかかる。何でだ。

特にこの中でも興味深かったのは科学技術関連のところである。やはり分野的な問題かもだけどもTwitterで多く議論されていた。
ちょっと落ち着いてきたのでこのタイミングでブログで書く。ハッシュタグ#shiwake3でその状況は見れるので時間があるとき是非。

個人的な感想としては、正に当事者である研究者(主に若手のドクターかポスドクといわれている層か)が意見を多く述べている。
科学研究費(以下:科研費)がなくなることで、国を支える研究活動が衰退し、科学技術進歩が滞り国の競争力が弱まるという論点は正にその通りだと思い、個人的にもそこは強く同調している。

一方で今回のTwitterでのやりとりを見ていて感じた事としては、若干研究者の主張は強く、その中でも割と問題意識を捕らえている人もいるというところだった。
イメージとしてはざっくりと科研費全てが仕分け対象な感じもするが、実際は科研費の中でも無駄なものを削減するというスタンスが正しい。
つまり、有益な研究のみ今後も科研費が充てられるのが正しいのだ。(当然の事だが。)

この有益な研究の定義が難しい。
研究者からすると自分の研究は全員が有益だと考えている。その明確な評価方法が無いなというのが個人的な問題意識としてある。

勿論、科研費が削られる事は研究者にとって大きな事で、極端に言うと科研費により雇われている研究者がいるといっても過言ではない。大げさに言うと、科研費削減により多くの若手研究者がリストラにあうという状況なのだ。(そう考えると、必死なのは当然。)

その中でも前述したとおり、科研費とそれが充てられている研究活動の評価をキチンと行う仕組みが必要だと思った。
研究というと直に結果が出ないから研究で、とりわけ理系の研究なんかは結果が出るまで時間がかかる為、国の補助が必要である。
今回の事業仕分けもそうだが、多くの人は理系研究者の状況や研究について判ってない人が多いと思うので、その中でも素人でもわかる研究の意味をわかるように研究者側から自ら評価し公表するアプローチをする事も大事なのかもしれない。

この件について博士で研究している友人からTwitterでフィードバックがあったが、研究の明確なアウトプットとしては論文を学会で何本通すかというのが重要で、具体的なアウトプットをそれ以外で示すのは難しいらしい。

個人的にはそのような中でも成果を視覚化し、誰でもわかるような評価指標があることが大事なのではないかなと思う。恐らく、それは研究者と国(もしくは世論を作る一般人)とが歩み寄るところなのかなという気がしてならない。

あまりこういう理系の研究が身近に無いのでイメージしにくいが何ともいえないが、興味深かったのでブログに書いてみた。まあスパコンに年間数十億とか意味があるのかなぁとか思っちゃうよね。
そこまでいくとそれを研究している研究者の男のロマンなのかなぁとか、軍需向けに必要不可欠なものなのかなぁとか、そもそもグリッドコンピューティングに否定的な文化があるのかなぁとか想像は膨らむ。

最近こういう色んな意見もブログなどを通じて知れるし、Twitterなどでもかなりリアルタイムに情報が入ってくるので面白い。
ということで、どうでもいいことをまとまりもなくツラツラと書いてみた。
また時間があるときこの辺について状況を追ってみたいと思う。

2009年11月18日

大学院でユニークで面白いと思った授業

そろそろ12月になり今学期も残すところ僅かである。
専門科目の中では今学期もう既に終わってしまったものもある。

今日はKBSの二学期の授業で面白かったものを取り上げてみたい。

個人的に面白いなと思った授業は「経営史」という専門科目だ。
戦前から戦後にかけての昔からある企業について学び、どのように成長したかをケースや資料を事前に読みその内容で当日ディスカッション形式で講義を受けるというもの。

主に扱う企業は、財閥系(三井三菱古河など)やソニー松下やホンダや資生堂やイトウヨウカドーなど他にもいくつか。
個人的には古くからの企業については知る機会が無いので知識として凄く有益な内容であった。
またこれらの企業は共通して成功の論理というものがあるのが興味深かった。
お決まりは創業者のカリスマ的な働きなどであるが、いつの時代もそれは経営者にとって同じ資質なのかもしれない。
また、古くからの企業では創業者の力が強く、しかし長い歴史の中でどこかのタイミングで経営と所有の分離が起きるという歴史の上での事実確認も興味深い。
特に個人的に印象が強かったのは三井の財閥が出来るまでの三井高利が定めた財産分与の方法から一族による家業の統治の方法まで今となってもかなり優れたしくみであったいう事だった。

こういう過去の事実を知る機会というのはあまり無いので、授業として用意されているのはなかなかいいなと思った。
先生もかなり引き出しが多く、この授業は割と先生ありきで成り立っていた授業だとも思う。なかなか身になって凄い良かったなと思った専門科目だった。


後、他にもKBSでユニークだなと思った授業としては、経社企の授業だ。
経社企とは経済・社会・企業という授業名で皆、「けいしゃき」と略して呼んでいる。これは基礎科目なので、KBSのMBAの学生は皆履修する授業だ。
主に、幅広い内容で一言で説明できないのだが、事業をとりまく外部環境に焦点を当てている授業だと思う。ビジネスモデルについても深く考える授業だ。

この経社企の授業で前回までの5回は比較的国の制度を考える授業だった。
扱ったケースのテーマは「介護」、「献血」、「「自動対外式除細動器(AED)」、「公的年金」、「少子化」といった内容。
例えば、献血のテーマならなぜ献血をする人が少ないのかという内容はそもそも国の仕組み的にどのように献血事業は成り立っているのか(血液は売買してはいけない)など幅広く扱い、どのような方向で政策に結びつければいいかという事を考える内容であったりする。
比較的これらのテーマについては何となくは知っているが、細かい国の制度までは知らなかったりする。これをかなり細かく授業やその予習で扱う事によって理解は深まるというものだ。

個人的にはこのようなどちらかというと国の政策的内容をテーマとして扱い、最後の意思決定も企業としての意思決定というよりは国としての意思決定をどうするべきかという視点での授業がKBSのMBAの授業の基礎科目の中にあることに少しびっくりした。
最初は何でこういう内容があるのかなと思ってはいたが、いざ扱ってみるとこの手の内容を考えるいい訓練になるし、思った以上に視野も広がるなというのもある。
そういう意味では、ユニークで面白いなと思ったポイントでもあるのだと思う。
この授業も先生がこの分野(特に医療や国の制度)に詳しい権威のある先生でなかなかスパッと(いい意味で)意見を斬られるから面白く感じるのかもしれない。

とまあ今学期ユニークで面白いなと思った授業を書いてみた。
他にも勉強になったりためになる授業は他の始点で見ると別にあるのだがまたそれは学期が終わる頃に別に書こうと思う。

最近、字ばかり面白い記事が全く無いな。本当に。
興味ない人すみません。。。

ちなみに、関係ないが昨日くらいに書いた事業仕分けの記事もなかなか反論が多い。
かなりやんわり書いたつもりだけど、個人的な意見を書いておくと、科研費が事業仕分け対象になる事はしょうがないというのが本当のところだ。あまり国に頼りすぎるなという一般的な考え。
ただ一方でそこでスパッと資金を切ってしまうと単純に困る人や次の世代の人材獲得が難しいから言い方法を考えましょうや、というのが書きたかったことである。

とまあまた落ち着いたらこの辺も調べてみたいところだ。
そろそろ寝ないとな。。

2009年11月21日

豚足

豚足と書いてトンソクと読む。ぶたあしではない。
今日のお昼に珍しく午後授業がなく、午後はグループで来週の買収ゲームの打ち合わせだったので、数人で近くの中華屋にお昼ご飯を食べに行った。

メニューにあった550円の豚足ラーメンというものを頼んでみた。550円。慶應生おすすめとリコメンドされていたのも頼んだ原因。
4人中2人が豚足ラーメンでそれ以外の二人は別の550円のラーメン系のものを頼んでいた。

注文して来たものを見て唖然。
本当に豚足がラーメンの中に2個浮いている。正にブタの足を輪切りにしたようなものだ。
皮膚も付いてる。毛も生えてる。正に一般的な豚足。
まさか日吉のお昼ご飯で豚足を見るとは思わなかったよ。

結局ボクは豚足は食べられずに麺だけ食べた。
あそこまで豚足らしい豚足とは。。。。においも豚足だった。

もう一人の豚足ラーメンの人はキチンと食べていた。凄い。
事前の心の準備が無いと食べられないよ。
しかし、なんで豚足ラーメンをボクは頼んだのだろう…。
その思考プロセスが未だに理解できない…。
多分、まさかそこまで豚足らしい豚足が出てくるとは思わなかったのだろう。
日吉という場所に、日本という場所にローカライズされていないその中華屋が嫌いになったような気がする。今日で行ったのは二回目だが次は行かないかもしれない。。

ちなみに食べてる時にブログ用に写真の撮影を薦められたが、やはり撮影しなくて正解だった。
ここに載せる気も起きない。

と、ここまで書いていくうちに色々考えが巡ってきてしまいきりがなさそうなのでこれ位にしておく。例えば何で豚足とラーメンの組み合わせなのかと考え出したら本当にきりがない。

そんな感じで今日という一日は豚足ラーメンで終わってしまった。
家に帰ってから5時間以上昼寝したし。

そんな感じで今週一週間が過ぎ去った感じ。連休ですね。

2009年11月23日

高校のお友達(ワダガク)の結婚式

今日は高校時代のワダガク君の結婚式に行って来た。
かなーり久しぶりに高校のバスケ部で集合。(一人用事で来れなかったが)
こうバスケ部全員で集まるのは相当久しぶりで恐らく高校以来。大学になってから個別でや、学年の同窓会とかに来る人には会ったり、大学がSFCの人にはあったりはしてたけどこう全員なのは久しぶりなので凄い新鮮だった。

IMG_0176.jpg

しかし、こうやって同級生が結婚するのを見るとみんな大人になったねーと思う。
なかなか皆さん凄いなと関心。
いつもこういう機会があると、比較的いつまでも心は10代な感じなので凄いなぁと感心してしまう。

今日はワダくんらしい結婚式で良かったと思う。
まあまた落ち着いたらバスケ部で飲み会とかもしたいものだ。

SANY0341.JPG

そんな一日でした。
お幸せに!

2009年11月25日

学校にもインフルエンザが上陸

遂に、学校にもインフルエンザの犠牲者が出てきた。
主にもう一つのクラスで複数人インフルエンザに感染しているらしい。
一瞬今日の朝は学校がお休みになるのではないかという、学校側の判断の為の待ち時間があった。
結局休みにはならなかったが。

その代わりに全員にマスクとウェルパスが支給。
しかも今日みたいな日に限って両クラス合同の授業だったのでマスクをしていないと潜伏感染中の人からうつっている可能性もある。
しかし、全員がマスクをして授業を受けるというのもなかなか珍しくあまり見られない光景だった。
マスクしてると話しにくいし。
※ちなみに僕は最近電車に乗るときに満員電車だとかなりの確率で風邪の菌を貰うのでマスクを着用している。

明日は皆インフルエンザに罹らずに学校に来れるかな。
まあでも明日休みが異常に多くても授業見学(多分一般の人向け)があるので休みにはならないだろうという個人的な予想。

とりあえずこういう季節は困るね。
新型インフルエンザとかいう迷惑な風邪がはやるのはもっと困る。早く暖かくなって欲しい。

2009年11月27日

最近読んだ本:「大人げない大人になれ」と「アイデアは考えるな」

今週暇な時に読んだ本を紹介。
どちらも自己啓発的な内容の本で比較的に面白かった。
超簡単に紹介。

大人げない大人になれ!
大人げない大人になれ!
おすすめ平均
stars完全にお笑い本だ!
stars自己中心的で理不尽なあまのじゃく

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

こちらの本は元マイクロソフト日本支社社長の著作。
マイクロソフトの創成期に営業として活躍して後に社長へ。
噂によると凄まじく売る営業だったというので有名な人。他にも本を結構出している。
しかし、この本なかなか書いてあることはぶっ飛んでいるような気もする。割と自己啓発的な内容なのだけども。まああまり頭を使わずに読めるからお勧め。

アイデアは考えるな。
アイデアは考えるな。
おすすめ平均
stars発想法ではなく行動指標
starsアイデアの作り方は数学そっくり!!
stars「アイデアを出すノウハウ本」+「柳澤さんの人生哲学本」=「アイデアは考えるな。」
starsカヤックが面白法人である秘密がわかる本

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

割と話題にのぼりやすいカヤックの柳澤さんが書いた本。
これもかなり自己啓発的な仕事との向き合い方とかが書かれているが、割と切り口が斬新なのと上手く言語化できているのでわかいりやすい。
まあでもこの著者の柳澤さんのキャラがかなり強く出ている本だと思う。そしてカヤック的な色がかなり強くて面白い。

とまあそんな感じで面白いなと思った本でした。
軽く紹介です。

About 2009年11月

2009年11月にブログ「(   ´∀`)<はなざきのBLOG。」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2009年10月です。

次のアーカイブは2009年12月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。