先々週の事になるが、映画の沈まぬ太陽を見た。
原作は読んだ事ないのだが、読んだ事なくても普通に見て面白い。
ただし、時間が3時間半と異常に長く途中に休憩も入る。
個人的にはちょっと長いなという印象。そこまで長い必要あるのかなという感じ。
こう最近JALの経営状況の悪化と合わせてこの映画の公開というのも絶妙だと思う。
映画の中にも“ナショナルフラッグシップ”という言葉が多く使われ、当時のJALの内情が良くわかるドロドロした社内が描かれている訳だが、その体質が今でも少しでも残ってるなら再建に向けての政府保証やつなぎ融資はいらないような気もする。
まあとはいいつつも、今の財政悪化と当時の社内の会社の体質は実質殆ど関係ないのだろうな。
単純に今の財政悪化は不採算路線の維持などのある意味採算度外視なサービスによるものが大きいような気がする。流石、元国営、、、極端に言うとラストワンマイルまで責任持ちます的な姿勢は実はこの手の公共交通サービスには大事だったりする。
映画に話を戻すと、この映画のもう一つの背景としてJAL123便の事故についてもはずせない。
この事故についての描写は映画の中ではそこまで大きくなかったが、歴史的にも実は大事件だったのがWikiPediaなどで見てもわかる。
大分前に、当時のコックピットのボイスレコーダーに残った声と、飛行地図のFLASHを見た事があるが、なかなか凄い。飛行機トラブルから運転制御し苦労している当時の機長たちの会話が全て聞ける。最後まで墜落しないようにがんばって最後は群馬県の御巣鷹山で墜落してしまった。
飛行機の墜落はかなり過酷なものらしく、生存者絶望なもので交通事故より少ないと言えど当時の状況を知ると飛行機に乗りたくなくなるくらい大変なようだ。
(割とWikiPediaでJAL123便の事故についての記述がかなり充実しているのでそこを見ると大体わかる。)
まあ時間があるとき、小説も読んでみたいな。
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おすすめ平均 物語としては面白いが、手法に疑問 2巻途中で挫折 映画が先か、本が先か、どちらでもだいじょうぶ なんだかなぁ、 どこがいいのかわからない。 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ちなみにJAL123便の本はかなり沢山出ている。映画を見てから読んでみたが、かなり怖い。。。
墜落の夏―日航123便事故全記録 (新潮文庫) | |
おすすめ平均 ジャーナリストの執念 素晴らしいノンフィクション。 「とりあえず」な人には、この本が間違いないです ノンフィクション あの事故を知らない人に Amazonで詳しく見る by G-Tools |
概要などを知るには十分すぎる内容。
割と直に読める。これ以外にもかなり色々出ているのだが、大枠はこの本が細かく書かれていると思う。
ということで、時間がある時に映画や本は一度は読んでもいいかも。そんな紹介でした。