木曜日くらいに行われたソフトバンクの孫さんと著書「電子書籍の衝撃」でおなじみの佐々木さんのUSTREAMの対談を学校の帰りから家に着く頃迄、そして家でも片手間に聞いていた。
※光の道についてはググッてください。詳細は割愛します。端的に言うと日本全体に100%光ファイバーを普及させよ、という事です。
また、対談の内容もネット上の色々なところでまとまっているので是非そちらを見ていただきたい。
それに加えて、5時間ぶっ通しで見ていたわけではなくところどころ抜けている上に、分野的に専門外なので理解不足があるかもなので、ご容赦を。そして細かいところは省き、“右脳的に"直感的に感じたことを書きます。
前置きが長くなったけども、この光の道構想にあるどんな山奥でも光ファイバーを引く、ラストワンマイルにこだわった話であると認識している。
個人的には、ラストワンマイルを光ファイバーが必要かというとそうでもないかなと思っていて主要地域まで敷設されていれば残りは電波で飛ばしてしまえばいいのではないか、という程度にしか思ってなかった。なぜ、そのラストワンマイルに拘るのだろうと。
現在では、電気ガス水道はモチロンのこと電話(メタル回線)も日本中普及率100%だ。
それに続いて光ファイバーもとのことである。
この辺の話はそこまで細かく追っていない中で対談を聞いていて理解した大きなポイントは、
・将来的にインターネット上で扱われるデータ量は拡大するだろう
⇒その為にライスワンマイルを電波で飛ばす事に頼るには限界がある。現時点でのデータ量での議論ではなく将来を見据えた話であるとのこと
・メタル回線の維持費用を考えると光ファイバーを敷設した方がお得
⇒印象に残ったのはNTTのメタル回線にかかる維持費用のキャッシュアウトの総額を考えると光ファイバーの工事をする方がお得であり、その分NTT(分社化の話は割愛)のキャッシュフローが改善し企業価値が上がるという説明があったところだった
他にもいくつかポイントはあるけど上記二点については果たしてそれは正しいのかというところもある。
まず第一に、電波を使うことについては周波数をどの程度割り当てるかにもよってくるので一概には家無さそうな気もする。聞いていてそこの根拠はわからなかった。
アナログ放送終了というのはいわゆるホワイトスペースという空き周波数が増えるところに繋がるわけではないのかな。(勉強不足で失礼。)
そういう意味では周波数とデータ転送量の限界について補足があるとわかりやすかった気もする。
そして第二に住戸毎に果たして工事が行えるかということとその手間についてである。
過去に東京の祖母宅にBフレッツを導入した際に建物自体に光ファイバーを引き込む工事を行ったが意外と大変そうだった。(現在、個人がその工事を依頼すると有料になる。その光ファイバーを使う使わないは関係なく、線を引き込むところが対象だった。比較的新しい建物や集合住宅は今の時代大抵は光ファイバーの引き込みは完了している。)
そこも踏まえてのコスト試算なのかというのもわからないなというところだった。
また細かいメリットは沢山挙げられていたが災害にはIP電話>メタル回線を使った従来の電話といった形でIP電話のほうが強いというのも意外だった。
もちろんTAに震災に備えての予備電源が付いていての話だったが。(TAに予備電源が付いている家なんてあるのか?てかそんな商品売ってる?)
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この辺果たして何が正しいのかよく分からないし、何を見れば全てがわかるのかよくわからないけど、今後の動向が気になる。
まあでも徐々にインターネット回線自体の金額も下がってくるんだろう。
意外と家でもイー・モバイルを使ってますみたいな人が多くて、僕からすると信じられない世界なのだが、そのような感覚の中でこの手の議論がどの程度身近になっていくのだろうか。
ただまあやはり今の光ファイバーをBフレッツなりで使うにしろまずはNTTの工事で始まりNTTへBフレッツの使用料を払いみたいな構図はシンプルじゃないのかなぁ。
そういう意味だとインフラ=光ファイバーだけは水道管や電線と同じように張り巡らせてもらい、その上で利用者ごとにちょうどいいサービスを使うみたいなのがシンプルでわかりやすいし、国内の通信産業が競争により発展するのだろう。
そこからラストワンマイルの必要性(インフラ部分)について技術的な側面も踏まえて考えていくといいのだろうけど。
とまあそんな感じでわからないことが多すぎて正直理解しきれてないことが多かったような気がした。
是非引き続きこの辺についても今後インターネットの世界でも仕事をするなら頭の片隅でわかっておきたい話の流れな気がする。
過去にないほどまとまってなくてすみません…。