最近は修論を進めなくてはという毎日が続いている。ラスト一カ月か。
最近は来春に向けて卒業後の進路を決める為に、履歴書などを作り、過去の振り返りをしたりしている。
過去の履歴書を見ると、ある意味人生の節目的な時期が見えていて面白い。
大きく分けると僕の場合、【中高】⇒【大学】⇒【社会人】⇒【大学院】といった大きな変化がある。
それぞれ期間は、6年⇒4年⇒2年(大学時代とクロスして2年半)⇒2年となる。
中高と大学は他の人とほぼ同じ。人によっては中高一貫じゃないと中高でそれぞれに節目がある。
僕の場合特殊なのは社会人4年目であるこの時期にその約真ん中の時期に大学院進学という大きな環境の変化があったということだ。
そう考えるとこの変化の周期がどの程度で来るのが周期として適切かという事になると思う。
個人的には20代前半位だとこの周期が早いとそこそこ経験値が溜まっていいかなと思うが、20代後半になるとその周期が短すぎるほど何も身に残らないのかなという気も最近している。
これはなかなか面白い。
ちなみに世界級のキャリアのつくり方の著者の一人である石倉さん(一橋ICS教授、来年から慶應KMD)も著書の中でフリーター(通訳)⇒どこかのMBA+HBSのDBA⇒マッキンゼー⇒ICS、といった流れでそれぞれ同じ位の周期(5から10年位?)で移っていると書いてあったように記憶している。
※ちょっと今手元に本が無いので、記憶ベースだけど。
世界級キャリアのつくり方―20代、30代からの“国際派”プロフェッショナルのすすめ 黒川 清 石倉 洋子 東洋経済新報社 2006-05 売り上げランキング : 3406 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
21世紀型のキャリアの作り方というのは必ずしも一か所に留まるという事は少ないのだろうか。
まあでも変化があった方が面白いというのはわかる。
あまりこの周期というのは意識する必要はないが、振り返った時にどういう変遷で自分のやりたい事や仕事をどのように変えてきているかわかるといい。そして尚且つ、それがConnecting the dotsな変遷だといいのかなあと思う。
あまり20代で、尚且つ後半にさしかかっていないとあまり考え無さそうなテーマなので敢えてブログに書いてみた。なかなか文章化するのも難しいテーマだが。
ちなみに上で紹介した世界級キャリアのつくり方という本はお勧めです。読んでない人は是非!
追記。
昨日書いた上記記事だが、たまたま見ていたブログに面白い記事があったので、引用。
http://blog.livedoor.jp/visionary_co-222/archives/3793635.html
現在HBSに留学しているスエカネさんのブログ。
スエカネさんは東大→BCG→PE?→HBSといった経歴で、一度僕は学部1年の時に國領研に講演にいらっしゃった時にお話を聞いた記憶がある。昔、一時期SFCまで松本研の授業に参加しに来ていたらしい。
で、このブログの記事に書いてあったが、海外では”2-2-2”と呼ばれるキャリアパスがあるとの事。
アメリカでFastest Trackとして認識されている”2-2-2”と呼ばれるキャリアパスがある。Ivy League卒業後、大手コンサル(McK/BCG/Bain)か大手投資銀行(GS/MS)で2年、その後大手PEか大手VCで2年、そしてHBSかStanford GSBで2年過ごし、20代を駆け抜け、その後起業なりPE・VCに戻るなり、それぞれやりたいことをやるキャリア。
なるほど。
日本だとあまりこういうキャリアは少なそうだけど、いわゆる超エリート的なキャリアパスだとこうなるということか。なかなか興味深い。
ただまあ仮にこの手のある意味“実力をつける”キャリアパスというものがこの先メジャーになるなら、いずれにしても一ヶ所でずーっと働き続けるというキャリアはある意味過去のものになりそうだなぁという感覚はするかもな。
なかなか面白い!