今日は昼からSFCへ。
先日、SFC中高の先生からSFCの学部説明会の際に実施されるキャンパスツアー(高校生への学内の案内)のコーディネートをお願いされていた。
SFC中高にいるからといって、やはり学部と中高は全くといっていいほど世界は違い、同じキャンパスにありながらも相互に何をやっているかもわからず、という世界観なので、意外とこの学部説明会の際のキャンパスツアーは面白い。
実は僕も2003、2004、2005年と三回程、学部生の頃学部説明会のスタッフをやっていた。
経緯からいうと2006年から学生が主体的に学部説明会は企画しなくなり、その後僕も大学を卒業し、意識の彼方にいってしまっていた。
そんな中、丁度僕が大学院生ということもあり、久しぶりにお声かけをいただき、キャンパスツアー企画のお手伝いを行った。また、その背景には近年、SFC中高→SFC学部の進学者が減っているという事情もある。(その旨、以前Wikipediaにも書いてあったのだが、今みたら消えている。)
ちなみに、以前僕が学部説明会のスタッフをしたいたころはどの学年もSFC中高→SFC学部の進学者が多くいて、キャンパス内でもSFC中高出身者のコミュニティもかなり充実しており、かなり皆主体的にこの学部説明会の企画をしていたように記憶している。
今回も過去のMLなどを見返したが、かなり前から入念に企画していたのだなというのが印象的だった。
そんな中での今回のキャンパスツアーだが、なかなか人数が集まらないと思いきや多くの後輩の皆さんや一部先輩や同学年のお友達が快く引き受けてくださり何とかうまくいったと思う。
僕は保護者の引率で学内を説明して歩いたが、やはり質問された内容もそれなりに時代背景を如実に表していると思った。主な質問としては、
・SFC卒業生の就職先
・理工学部との違い
・大学院への進学率
・英語教育の充実度(英語が社内公用語になった時の対応力)
・サークル活動
・アグレッシブではない学生はSFCでどうなるか
などが挙った。特に就職先は気になるところなのだなという印象も。
ちなみに高校生の質問もいろいろ聞いてみたが、やはり総合政策学部と環境情報学部の違いというのが大きな関心トピックなのかなと思った。
ちなみに関係ないが、僕がSFCを希望し始めたのは高2の時だというのは明確に覚えている(それまでは経済学部が無難だと思っていた)が、なぜそこの希望が変わったのかちょっと思い出せない。
ただ、少なくとも高2の学部説明会の時点ではSFCに行きたいと思っていたと思うし、当時の学部説明会の学部長の話の内容なども今でも覚えていたりする。
当時、僕の一個上の学年までは希望してもSFCに行けない人というのがいるくらい人気があり、僕も成績的に大丈夫か非常に心配だったりした。(それは2002年の秋の某週刊誌の記事により結果として学部の人気は形勢逆転する。)
とまあ、そういう意外と人生において大事な意思決定をする材料となる学部説明会を如何に有意義にするかということは大事なのだろう。
そういう意味では、学部説明会の中での説明では補えなかったことがキャンパスツアーで少しは補えたらいいのかなぁと思ったりもした。
なかなか学部の進学は人生を大きくかえるような気もするので、今の高校生はいい意思決定ができるといいと思う。
ちなみに僕はSFCに行かなかったら、多分今KBSには行ってなかっただろうなぁ。かなりマインドも大きく違う方向に向いていたとも思う。
今回の学部説明会のお手伝いは社会人を経験したり、日吉の学生をしてみたり、色々な経験をした上で出来た事でかなり色々考えるいいきっかけになったかもなとも思う。
そしてそれと同時に学部生のときはあまり意識していなかった事も併せて考えられたのもよかったなぁとも思う。
そんな感じの一日でした。
来年はぜひ、今の大学1、2年生中心に企画してほしいと思う。