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「有価証券の引受け等に関する規則』等の一部改正について(案)」に関する花崎的見解

先日からTwitterの僕のタイムライン上ではこの話題が沢山挙がっていた。
今日も日経新聞には出ているし、授業でも取り上げられたので、丁度いいタイミングなのでブログにエントリーしてみようと思う。

ちなみに僕がTwitterでFollowしている人はかなりこの話題に敏感な人が多いという事もわかった。

http://www.jsda.or.jp/html/oshirase/public/10061001.pdf

今回日本証券業協会から出された文書はこちらにある。
これに対し7/1までパブリックコメントを受け付けている。(僕も簡単な意見は送ってみた)

この文書の概要としては、今まで未上場のベンチャーに対して個人が出資(エンジェル投資含む)が不通に行われていたがそれを規制すると言う内容だ。
つまり、未上場の企業には個人から出資を受けられなくなり、ありがちな知り合いや友人や前職の役員からの投資などが出来なくなる。端的に言うと、これをすると将来、上場できないという内容だ。

詳細は僕が愛読している、isologueの記事にかなりわかりやすくまとめてある。LINK

Twitterでもいろんな人が意見を言っているね。
http://twitter.com/isologue
http://twitter.com/kazmura
http://twitter.com/fujisue

國領先生も言及

個人的な違和感は、(内容的には既出ですが。。)
・既に未上場企業に出資している個人はどうなるのか?
 ⇒今更上場できませんよ、というのはその瞬間に投資家の資産が著しく毀損する結果に。

・特例で定められている役員・株主の親戚はOKというのは?
 ⇒途中で役員や株主が変更になったらどうなるのか、そしてなぜ従業員は含まれていないのか。

・詐欺を防止を目的とした制度だが、個人に縛る事で本当に防止策となるのか?単純に新興市場への投資の縮小(発展の阻害)でしかないと思われる

というところかなと思う。
これらは既に多くの人が言っている内容。

多分、こんな決まりがある国他にはないだろうなぁ。これってIPOを目的としてない会社は全く問題ないけど、その機会をうかがっている中小企業にとってはかなり大きなもんだ院だろうと思う。
そして、今後のエンジェル投資が減る大きな理由になってしまうのもそれはどうなのだろうとも思う。


ちなみに、ホリエモンのTweetで取り上げられていたブログはなかなか揚げ足取り的な指摘でおもしろかった。さっき見たら追記で訂正してたけど。笑

今後どうなるのか注目である内容だ。






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2010年06月30日 20:01に投稿されたエントリーのページです。

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