二日続けて少し堅い話。
大学時代、立ち上げたベンチャーではRFID(無線通信タグ)を使って位置情報×ユーザ履歴みたいなものを取得しそれをマーケティングツールとしてのシステムを企画・開発し普及させることを目指していた。
当時は、携帯電話といってもQRコードやFelica位しかなく、うまくそれをサービスとしてというのは難しい環境だったが少しずつ時代も変わってきた。(厳密に言うと、当時の技術でも色々実現は出来るだろうが、どうもプロダクトアウト的な発想に偏る)
時代が変わってきたというのは、2010年になり皆携帯電話を持ち、その中でも多くの人はスマートフォン(iPhoneやAndroid)を持ち、都市部はほぼ全域と言って良いほど3G回線は張り巡らされ、WiFiも基本的にどこでもキャッチ出来る。パソコンを開けばイーモバイル等を使い高速インターネットがどこでも可能。ネットブックの出現でパソコンを持つ文化も当たり前に?※それがスマートフォンに置き換わってる?
やはりモバイルデバイスを常に持ち歩き、どこでもネットワークに接続出来るという環境が当たり前になりつつ今、かなり色々新しいサービスが作れる環境は出来てきている。
海外では、foursquareなどがメジャーだ。日本でも最近みんな使っている。
これは自分が行った場所毎でiPhoneなどで「チェックイン」することで自分がその場所に行ったというタグを残すことが出来る。
場所というのも駅であったり店であったり、もし登録されていなければ自分で登録した場所名であったりかなり自由度は高い。
そのように自分の場所をライフログ的に記録して行くことが可能である。近くにいる自分の知り合いを探すことも可能だ。
日本では本格的にサービスとしては確立していなく、場所のデータベースも人による手動入力がメインなのだが、海外ではかなりこれ自体がサービスとして確立しているように感じる。
また、日本では商業化されていないが、アメリカなどであると、このサービスでチェックインすることで近くのお店のクーポンが配信されるなど新しいマーケティングツールとして活用されているのだ。
ある意味、広告商品としてやマーケティングツールとしてBtoBとしての市場が出来上がっていたりする。
ここに関しては市場自体今後伸びてくると予想できるが、どのタイミングで参入するか、というのは悩ましいところだ。
つまり、スマートフォンが普及していると言っても所詮全人口の1割には到底及ばず、まだまだ通常の携帯電話を使っている人が多い。
その中で、今後のスマートフォンの普及率の伸びなどを如何にして予想して行くかというのは重要なことなのかもしれない。
また、サービス自体も何を目的にどのような見せ方がいいのか、という部分もかなりセンスがとわれるところだ。ある意味、売りやすさと普及しやすさの二軸での商品開発が重要。
多分そんなところを今この分野で新規事業を立ち上げようとしている人は頭を悩ましているのではないだろうか。
話を冒頭に戻すが、やはり今から3年前に考えていたサービスは今このインフラの立ち上がりのスピードを見ていると多分これくらいのタイミングで同じ試みをしたら、当時とは違った実現方法でそこそこに良いものは出来ていたのかなぁとも思う。
この辺やはり参考にスべきは海外市場ですかね。
意外と面白いものが多い。日本でも爆発的ヒットするものもありそうなんだけどなぁ。如何せん僕の周りはみんなTwitterやってるし、みんなiPhone持っているから一般的な感覚値がわからん。。
少しその辺も調査したいものだ。