今日は夕方、渋谷の友人の会社に行って打ち合わせの際、色々面白い話を聞いた。
そもそも彼とは大学時代一緒だったのだけども、最近も彼は自分の会社を経営しており、丁度去年の今頃前職の職場と先方のオフィスが近かったので遊びに一回くらい行ったりしていた。
多分その後一年振りくらいにあったのかな。
オフィスも大きく、そして事業も以前に比べて堅実に成長していたような気がする。
元々僕自身、そこまでソーシャルゲーム業界についてはそこそこはわかるものの詳しくは知らなかったので、最近の話題という事で聞いて結構面白かった。
確かに、最近ARPUベースで各ソーシャルアプリの大御所の評価というのはされていて、結構それを見る限り現時点で儲かる事業ではあると思う。
※ARPUはつまりざっくりいうと1ユーザ辺り利益という感じだろうか。出所はNTT用語?
年末くらいに興味本位で各ソーシャルアプリの大御所をざっくり調べてみたらやはり各事業者ともARPU100円強/人でmixiは50円/人位なイメージだった。(IRベースで公表データから簡単に出すことが出来る。)
一方で、上位人気アプリなんかだと数千円/人とかもありえるというから驚愕だ。
ちょっとなかなか信じがたい。
話はそれるが、インターネットの世界でここ最近ARPUというのものが注目されているのもある種時代の逆行という気がしてならない。最近はクリスアンダーソンのFREEが売れているような時代にネットサービスにも課金かと。
その風穴を空けたのは凄いとは思うが、今後の流れはまだちょっとわからないような気もする。
話を戻すと、ある意味ソーシャルゲームのようなものはバブルを迎えているといってもいいのかもしれない。(とか言ってしまうとそこに本気になっている事業者を敵に回してしまうかもしれないが。。)
ただ、今日話していて業界の流としてはやはり初期に投資をガッツリ行いあとから回収するモデルが正攻法であり、各事業者ともガンガン開発を進めているとのこと。
そのようになるとどうしても大手が有利なのはしょうがないようだ。
仮に大手ではない立場でこのような業界に進出するとするとやはりそれなりの覚悟がいりそうだ。
開発していざリリースしても全く売上が立たないとかもあり得るわけだし。
経営学的に、NPVを使って…みたいな話ではない。ここまでくると直感と現場感と市場に対する読みだけで勝負する世界なのだ。
この業界に対するアナリストの分析が非常に興味深く、前述したARPUと広告を分けて評価している傾向にあるとも思っている。
ただ時代の流れ的に、ここ数年のモバイルの勢いとスマートフォンの普及でユーザへの課金モデルというのが十分通用するコンテンツが出てきているのは確かでそのうち市場の規模的には無視出来ない位になるのかもしれない。
そんな事を近況を聞いていて思った。
ちなみに、そんな話を聞いた今日、後輩のTwitterの投稿を見ていたらヤフオクに出ているGREEのアバター(40万円)の出品を落札している人が…。
そういう時代か。。。。
いつまでこういう時代が続くのかも気になるところだ。果たして本当に無視出来る業界なのだろうかね。わからんね。