ちょっと前の話になるけど、フジサンケイグループについて書かれているメディアの支配者を読んだ。
メディアの支配者(上) (講談社文庫) | |
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メディアの支配者(下) (講談社文庫) | |
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フジサンケイグループの20世紀最後のドロドロなお家騒動について書かれている本。
暫くこのネタはタブーだったのではないか。フジサンケイグループほど大きい、ラジオ・新聞・テレビというメディアの集合体が一族支配で暫くつづいていたというのも驚き。
それと同時に、この本で書かれた内容の後になるが、ライブドアや村上ファンドとの攻防などなかなか一般庶民の知らない裏側には深いドラマがあると思う。
最近、某テレビ局(キー局)からテレビの未来についてインタビューを受ける機会などがあり、テレビの将来を考えたりする。(ちなみに今度超マイナーなテレビに一回ほど出ることになりました。多分凄い早朝に放映。3月収録予定。)
在り来りな議論だが、インターネットの出現により双方向のコミュニケーションが出来ないメディアというのは衰退していくのは目にみえていると思う。
経営学的に言うと、外部環境の変化に伴い自社の強みを再定義する必要があるのだろうけど、それがなかなか出来ないのが現状で、少なくともインタビューなどを通してテレビ局の人と話すとそこに当事者たちも問題意識を感じてるのは明らか。個人的には、テレビと地上波というインフラを抑えているというのが明確な強みであり、その強みを生かしたサービスをテレビ局が手動で作っていくのが良いと思っている。
※ちなみにここ(僕の主張)でのポイントは“テレビ局主導で”というところで、敢えてテレビ局による現状打破が必要というスタンス。またこの辺は時間がある時に書きます。
話は戻すが、長い間メディアの中心であったテレビとそれを取り巻くメディアの集合体であるフジサンケイグループの歴史を知るという事はある意味原点回帰的な意味合いもあるので是非オススメ。
閨閥 | |
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ちなみに、関連してこの「閨閥 マスコミを支配しようとした男」もお薦め。
この本は主要人物を皆、仮名で書いているし企業名も架空なものにしているが、明らかに誰の事を書いているかわかる。
そして、どういう訳か発売されて一年で絶版になっているのでかなり稀少性があり手に入りにくい。多分政治的な力が働いて絶版になったのだろう。上に書いたメディアの支配者と対比して読むとかなり興味深い考察は得られる。
今まではAmazonのマーケットプレイスでも手に入らなかったけど、最近はプレミアが付いて手に入るのだね。僕はヤフオクで昔、大学生の頃に買った記憶がある。
この辺のアングラな内容も面白いので是非。
そういやTwitterのアカウントにブログ更新リンクを飛ばすことにした。うまくとんでるかな。feed tweetを使ったんだけど、とろく画面のUI悪すぎ。IEだと使えないし。Safariで登録したら画面解像度の問題で登録ボタン押せないし。。それだけでかなり苦労。
うまくTweetされてるか楽しみだ。