KBSのユニークな(?)制度を紹介しようと思う。
良く聞かれることなのだが、KBSは修士2年からゼミに属し、修士論文の執筆が始まる。
テーマが決まるのもゼミが決まるのも1年の丁度今頃で、それまでは授業中心、2年以降はゼミ中心の生活になる。
勿論、2年でも授業はあるが皆あまり授業は取らず学校生活はゼミがメインとなる。
人によってはあまり学校に行かなくなるというのも珍しくない。
丁度今週はゼミを決める週なのだが、このゼミを決める方式が変わっている。
学部時代は、SFCの場合研究会(SFCはゼミを研究会と呼ぶ)は毎期変えることが出来、基本各研究室ともに門戸は広かった。
修士の場合もコースごとに分かれているのだが、基本的に一つの研究室に属す。大体1年の中盤くらいまでにはメインの研究室が決まる感じ。また、修論の主査は本人が決めることが出来、特に定員などは無い。
一方で、KBSの場合は教員一人当たりの受け入れ上限人数が決まっており、丁度今のこの時期皆自分のゼミを決めるので頭は一杯という感じである。
主に今週行われるオープンドア(学生が先生にアポを取り、会いに行きテーマと先生のマッチングを面談ベースで行う)によって決められる。またオープンドア前も先生に個別に相談に行くのは可能である。
最終的に今週平日のオープンドア期間を経て、今週末の日曜日の0時から内定解禁となりそこで初めて先生からゼミの合否が言い渡されるという仕組み。
中には第一希望かどうかという旨を伝えたりし、第一希望の学生に対してのみ内定通知を出し、定員に満たない場合は追加で取るという先生もいたりする。
また、先生も沢山いるのでどうしても人気が集中するゼミというものも存在し、そういうゼミは倍率がすごいことになる。
皆それぞれ自分の行きたいゼミを心の中で考えているので、1月中に3回程学生の中で希望調査が自主的に行われた。そうすると面白いもので綺麗に分かれるものの、明確に人気ゼミというのがわかるというのもなかなか興味深い。
もうそこまでくると、なるべく行きたいゼミに行けるように頑張るわけだ。(ちなみに今週末内定がもらえない場合は第一ラウンドではゼミは決まらず第二ラウンドで残ったゼミから選ぶという仕組み。)
やはり事前に希望調査をとるのでどこが人気かわかるし、誰がどこを希望しているかもわかるので、そこからは情報戦になっているような感じもする。
こうやって文字にするとなかなか生々しいが、例年割とみんなそれなりに希望のところに行けてるようだ。感覚的に1,2個候補を決めていればどちらかには行けるみたいな感じだろうか。
僕の場合は希望に入れているゼミは非常に人気が高いのでどうなるか全くわからない。
あとやはり改めて思うのは性格的にあまりこういうのに熱くならなくなるようになるさ、と楽天的だったりする。(だからといって投げやりというわけではなく、どこどこでこんな研究が良いだろうなというのは常に考えている。)
こういうゼミの決め方というのは初めてでSFC的感覚だとちょっと慣れない感じがするなー。
ちなみに他の学部は比較的これに近い感じで選考があったりするらしい。高校時代の他学部に行った友達もゼミを決めるときに確かに凄い忙しそうにしていたのを思い出した。
まあそんな感じに2年で多く時間を使うゼミが今週末位か来週くらいには目処がつきそうな感じ。
どうなるのだろうか。。。
ちなみに個人的にはこのゼミ決めシステムに異議があるかというと、ちょっとそこまで深くは考えてないがある程度の制約条件等がある中だと比較的ベストエフォートな決め方なのかもしれない。
ある意味KBSらしい気もする。
そんなかんじでの久しぶりの大学院の話。
まあこういうイベントはイベントで思い出に残るからいいのかなぁ。
コメント (1)
理工の生命情報なんてや、最終的に余った生徒はくじ引きで振り分けられるし、他の理工の学部はほぼ成績順だべさ!
投稿者: 通りすがり様 | 2010年02月26日 15:23
日時: 2010年02月26日 15:23