僕の周りの人なら結構もう既にご存知かもしれませんが、「課長島耕作」にハマっています。
この1カ月くらいの間に課長-部長-取締役-常務-専務-社長、そしてヤングと主任編を全部買って読んだ。
社長島耕作 1 (1) (モーニングKC) | |
弘兼 憲史 おすすめ平均 だんだん魅力が低減 リアル! 社長としての手腕はこれから ついに行き着くところまで行ってしまったのだろうか Amazonで詳しく見る by G-Tools |
実は結構前から課長の最初の方は持っていたのだが、あまり面白くないなと思ったこともあり深く読んでいなかったのだが、あるとき急に面白いと思い始めた。
特にこの漫画は時代背景が忠実に描かれているので面白い。大企業のサラリーマンというものがよくわかり、勉強になる。
出世に興味のない平凡なサラリーマンが出世を重ね最後は社長になる。そして、主人公は大学時代、ESSだったせいか英語がペラペラで海外駐在を重ねる。
この運を伴った社内での昇進はすごいものだが、その裏には海外駐在による経験も評価されているポイントなんだとも思う。(島耕作はニューヨーク、中国、フランス、インド、フィリピン?あたりに行っていた。)
課長時代はやはり競合企業として初芝電産に対してソーラーだとかが出てきていたが、途中からやはり中国の出発だとか韓国のソムサンを意識したやり取りが多いと思う。
特に専務の最後の方はソムサンからTOBされかける五洋に初芝がホワイトナイトして友好的にTOBしHGホールディングスとして社長島耕作へと続いていく。(この辺の社名は実際に読んだことある人しかわからないかもしれない。。)
ある程度、市場が国内だけで扱われていたものが1990年代後半から徐々に国境を跨いで考えられてきている世の中的背景と重なっているのだと思う。
そういう中で海外経験のある島耕作は昇進を重ねていったのである。
この辺深く読めば読むほどおもしろい。
ちなみに、今年の初めごろ大学の先輩の某メーリングリストで後輩が就活相談をしていて、そのキーワードは“海外”だった。
特に今海外の大学院に留学している先輩や外資系の会社に勤めている先輩や海外勤務の経験がある人や語学学校に数か月行っている人とかがアドバイスしていたけど、それに近い一つの要素がこの島耕作の漫画の中にあったなぁと思ったりする。
ちなみにこの島耕作は僕の考えるロールモデルとは比較的遠いところにあるので、僕自身はそこまで感銘は受けなかったけど結構いろいろわかったことはあった。(詳細はまた今度書く)
多分僕以外の人の中には僕とは違う感じ方をする人もいるんだろうなと思った。少なくとも割と大手に就職した友達に感想を聞くとみんな違うポイントでみているのが象徴的。
ということで、結構奥が深いなと。
最近、この漫画読んだことあるってことで、多少その場で盛り上がってしまう傾向にあるので自粛しなくては。そんな2009年冬~春にかけてです。