ハーバードMBA留学記 資本主義の士官学校にて | |
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先週末のことだけどこの本を読んだ。
正確にいうと、この本が出た当時まだ大学生(4年)でその時にも一回読んでいるから今回は二回目。
一回目読んだ時は面白いと思ったけど、あまり深くを読み解かなかったのだけどもこの年になって二回目に読むといろいろフムフム理解できる部分が多かった。
少し書評について書くと、単純に著者のMBA留学の毎日の日記というよりは、その学びの中から世の中についてみているような立ち位置で、柔らかく書くとビジネスマン的視点の経営学という感じがする。
特に著者の進路とも関連するがアントレプレナーシップについて書かれている部分も多いと思った。
本書の後半はキャリアについても書かれているのだが、やはりどのようなキャリアを進んでいるかによって人それぞれなんだろうなと思ったのが、一回目と二回目の感想の違いだと思った。
著者は東大法学部→(在学中の弁護士の資格取得を経て)→外資コンサル→VC/PE→HBSといった経歴で割と典型的な超優秀な感じでいわゆるエリート的で且つ、尖ったエスタブリッシュメント的な要素を持っている。
大学の周りの人を見てみると(特に学部がSFCの人は)そういう志向の人がすごい多いような気がする。
一方で僕なんかは割と自分の好きなことをのんびり自分のペースでというのを好み、いわゆる苦労系はそんなに好きではないなぁ(てか、苦労系が好きな人なんていないけど、、)と昔から思っていたりする。
とまあそういう前提の下で要所要所で自分のいろんな選択をしていたりする。
自分の仕事だったり大学院の選択だったりそのような選択をする局面は色々あるのだが、これまでは意外と無難な外れがない選択をしているなぁ(少なくとも今までは)と思っていたりする。
選択においてのレバレッジがきくかきかないか、ということよりは近道かそうでないかを瞬間的に考える傾向にあるらしく、自分的にその選択方法は悪くないなと思っていたりする。
とまあこの本を読んで直観的に“人生においての選択”についてもふと思考が整理されたような気がする。またそれと同時に、この著者のすごいところはインプットを自分なりに消化しそれを応用する力に長けているので、そういうのは真似したいと思った。おそらく、それはどのような局面においても有利な力だ。
ちなみに大学4年の時読んだ本と同じ本を読んだだけで感じることが違うというのも年を取ったってことかね。
単純にこの人頭いいな~とかHBSってめちゃめちゃ周りの人のレベル高そうだなとかそういう感想はかわらないけど。笑
ということで、まだ読んだことない人はぜひお勧めです。
来週土日は忙しそうだなぁ。日曜ゴルフの予定だがどうなったかなー。今日は筋肉痛でほとんど寝てた。もう12月だねー。