そういえば先週くらいに「反転―闇社会の守護神と呼ばれて」を読み終えた。
たまたま会社の先輩が面白いと教えてくれたので買って読んでみることに。
反転―闇社会の守護神と呼ばれて | |
田中 森一 おすすめ平均 「検察」の驚愕の事実 特捜が断片情報から本丸攻略までのからくりを生々しく描写 犯罪なんて便宜的な枠組みでしかない バブルに踊らされた団塊世代の独白 迫力はある。でも、、、 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
元検察官が弁護士に転身し、主に裏の世界の人たちに重宝される弁護士で正にバブル時代の様子が描かれている。
バブル時代が如何に政界から裏の世界までお金が溢れていてそのなかでどれだけ騙し騙されで大金が動いていたかがわかる。
個人的にはエスタブリッシュとアウトローという表現で裏と表の世界を表しているのが印象的。
ちなみに著者の田中森一氏は石橋産業の巨額手形詐欺事件で起訴されている。また、割と一時期話題だったイトマン事件と許永中はこの本と著者のキーワード的な役割を持っていてかなり詳しく書かれている。
基本的に本人は石橋産業事件については実刑になるとは思えない内容だと本の中で述べている。
やはり、元検察官でここまで注目されるとこういう結果になるんだろう。
つまり、これはホリエモンや鈴木宗男にも言えることだけど世の中ある一定ラインの線引きが重要。
国策捜査という言葉があるのだから、世の中全ての事象に前例は関係ない。
http://www.asahi.com/national/update/0213/TKY200802130281.html
このエントリーを書いたのもちょうどいいタイミングで田中森一氏の実刑が最高裁で決まったらしく、旬な話題だったので。
基本的に世の中の修羅場を通ってる人はうまく避ける人もいるけど、多くの場合は落とし穴に落ちやすいのだなと思った。
うーむ、ちなみにこの本自体結構お勧めなので。ぜひ。