グーグル ネット覇者の真実 追われる立場から追う立場へ スティーブン・レヴィ 仲達志 阪急コミュニケーションズ 2011-12-16 売り上げランキング : 386 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
この冬休み中はあまり本を読んでないのだけども、先日購入したGoogleについて書かれたIn The Plexの邦訳された本を読んでみた。
以前、会社でお勧めされたこともあり、Kindleで英語版を購入して少しずつ読み進めていたけど、読むのに時間がかかる+英語が一部難しく難航していたので日本語版が出たこのタイミングで最初から読破。
In The Plex: How Google Thinks, Works, and Shapes Our Lives Steven Levy Simon & Schuster 2011-04-12 売り上げランキング : 782 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
今まで色々なGoogle本を読んだ事があるけど、この本は細部にわたってなかなか細かく書かれていて面白かった。
Googleにいても知らない事も多く、特に今のGoogleに至るまでの経緯が書かれているのが面白い。
恐らく、社員であれば勿論、そうでない人でもかなり楽しめる内容なのではないかな。特に今後Googleで働くことに興味を持っている人には強くお勧めする本である事は間違いない。
内容としては立ち上げ時期のサーチエンジンの開発から上場に至るまで、Google自体のビジネスモデルの模索も含め広告への取り組み、Gmailのリリース時の事や中国撤退の話など細かく知らない事ばかりであった。
自分の仕事で関わるAdSenseの初期の話なども興味深く読む事が出来た。
また、読んでいて改めて感じるのはまだ会社が出来てから今まで時間はそこまで経っていなく、丁度会社が出来てから10年位の間は様々な模索の元いくつものプロダクトが立ち上がっていったのだな、というところだった。
ちなみに話題は逸れるが自分がインターネット広告の世界に入ったのは大学4年生の時、2006年当時アルバイトで参画したMicroAd(当時はサイバーエージェントの事業部)であったが、その時代と照らし合わせて当時Googleはどうであったのかという事を見るのも面白い。
コンテンツ連動型広告としてのMicroAdは時期的に特に遅い訳でもなかったのだろうなという印象。(厳密に言うとMicroAdの前身のBlogClickは2004年過ぎ頃からスタートで2006年にMicroAdに転身している。)
話を戻すとこの本自体で主に読み取れる内容としてはGoogleという会社の雰囲気や社風も含め根本にあるものを客観的にまとめられている気がする。
また創業者にもフォーカスして書かれているのも個人的には新鮮さがある内容だった。
あまり細かい内容は省くが興味ある人は一度は読んでもいいかもと思える内容なので、まだの方は是非!
ちなみに大学時代にGoogle本はかなり色々読んだことあるけど、当時凄い印象に残っていたのは「ザ・サーチ」かな。
当時は日本にGoogleがあるという事も知らなかった。2005年とか2006年かな。大学3年か4年の時とかかなー。
懐かしー。
ザ・サーチ グーグルが世界を変えた ジョン・バッテル 中谷 和男 日経BP社 2005-11-17 売り上げランキング : 112685 Amazonで詳しく見る by G-Tools |