先週末出たばかりの、前職の会社(本社の方)の人事の方が書いた本を読んだ。
内容は非常に良くまとまっていてわかりやすく社内の人事の仕組みや制度の紹介とそこに到るまでの歴史などが書かれていた。
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入社前の内定時代のアルバイトの時期も含めて2年半いたが(そのうち1年半は子会社出向)、本で読んで初めて知ることも少なくはなかったりで、なかなか興味深く読むことができた。
在職中はなるべく、社内の色んな人のブログは読むようにしていたので、役員や人事の人のブログを通して制度の内容などを知るきっかけはあったが内容など細かいものまでは知らなかったので。
ビジネススクールでも「組織」の授業のミクロ的な内容の科目でモチベーションの保ち方や組織マネージメントについては学ぶことはあるが、やはり実際の企業での施策というのは興味深い。
それに加えて、ベンチャー企業のように社歴の短い企業での取り組みというのはある意味、非常に合理的に且つ作用するように設計されていてその企業ごとの差こそが会社の差になるような気もする。
一方で、社員数が増えて社歴が長くなるとそれに併せて制度設計も変化させていく必要があるのだろう。
在職時から、会社のミッションの明文化などを始めとしてビジョナリーカンパニーの本に書かれている内容を忠実に実践しているなと思っていたが、それについても書かれていた。
そういう意味ではなかなか面白いと思うので、会社の人事制度とかを考える人事の人や経営者の人は読んでみるといいかもしれないと思う本だった。
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ちなみにビジョナリーカンパニーは社長のバイブルのようで、社長の著書にも取り上げられていたりする。良い経営書だと思う。
僕も二冊とも持っているが、1については初めて読んだのが大学2年か3年くらいで、多分二回くらい通して読んだような気もする。頭の中で自社や知ってる企業と対比して初めて書いてあるエッセンスが良く理解出来る本な気がする。
オススメです。