ヤフーの行動ターゲティング
ヤフーの行動ターゲティングについてインターネット上や特定業界で割と話題になっている。
参考
特にこれといった意見は無いが、何か今そういう会社にいるせいか社外の知り合いから妙に色々教えてといわれたりする。割とこういうのってインターネット業界で働いている人というよりはそうでない人の方がアンテナを張っていてこういうニュースに敏感で気になるポイントが絶妙だったりする。
ちなみに今回のヤフーの広告商品は“カスタム行動ターゲティング広告”という感じにカスタムできるのがポイントなんだろうなと思う今日この頃。
単純なベストエフォートな広告配信というよりはある程度広告主サイドに立つと、“運用する”といった人の手を介した広告配信のほうが商品としていいのだろう。
しかも、それこそ良い悪いの指標のみの商品ではなく、良くないから○○で改善しましょうという方向に持っていき常にその商品の最善なポイントを探るような商品の方が継続的に販売しやすいような気もするし、広告主の期待値も高いような気もする。
とまあちょっとうまいなーと思うのです。
ちなみにあちら側の世界(インターネット上でのサーバ上でのいわゆる計算機)ですべてが完結されるのがある種、Web2.0という言葉が出来たころ良いように謡われてきた訳だけど、実際はそれがすべてではないような気もする。
つまり、ある程度あちら側でコンピュータ上での処理をしたとしてもそれを最後に調整するのは人の手であるのが恐らくもっとも精度が高いのだろうと。
Googleの世界観はすべては確率変数に基づく結果から最適なものを導くある種人工知能的なものが強いのだけども、一方でそうでない形のものもまだまだ売れるんだろうなと思う。
Yahooのカスタム行動ターゲティング広告に話を戻すと、広告商品も掲載媒体なども含めてネットワーク経済の法則的にいうとネットワークの外部性がもろに働くものであり実はこういう商品を作るというのはそこの部分に終始してしまうんだろうな。
ふと友達や知り合いが経営しているベンチャーを見てもサービスのビジネスモデルが広告モデルになってしまっていてなかなか今の時代それがうまくいかない。ふーむ、そういうものかと。
インターネットの世界ってまだまだサービスが消えたり新しくなったりと動きが目まぐるしいね。今から5年位前(もうそんなに経つのか)からネットの世界のかなり近くにいるけどまだまだそういうのが続きそう。
とまあふとそんな事を色々考えた一日。
もう11月も中旬でございます。